持たざる者が時間を武器に金持ちになる

トータルリターンを常に公開。貧乏出身で現在進行形で貧乏な20代の若者が30年後に金持ちになるまでの軌跡を見せる。最近はTECL集中投資で10年以内に準富裕層入りを目論む

MENU

<2018年12月20日>悲惨なトータルリターン公開。そして楽天証券の米国ETFランキングが完全に相場を悲観視している件。一方で『ブル』系ETFも根強い人気があり、『下がったら買い』精神の浸透を感じる

どうも、僕です。

 

米国市場は弱気相場に入ったらしい。この場合投資家心理的にどういったものが好んで買われるのかを楽天証券のランキングを通して見てみる。

 

 

 

 

トータルリターン

悲惨なトータルリターンはこちら。

f:id:Hmiroku:20181220115849j:plain

 

‐36,827円

 

およそ9%の含み損だ。だが特に何もしない。淡々と積み立てるのみ。

 

 

2018年12月20日の楽天証券の米国ETFのランキングトップ10

まずは楽天証券HPより引用したこの画像。

f:id:Hmiroku:20181220110618j:plain

ランキング対象期間 2018年12月9日~12月15日 (国内約定日)

 

ここに出てくるのは有名なETFばかり。ブロガーの方々の布教のおかげで僕のような情弱ペーペー個人投資家でも知っているものばかりだ。そしてこのランキングを見ただけで投資に慣れている人は色々な情報を得ることが出来るだろう。役に立つかは別として。

 

んで、投資初心者の僕がこの画像から理解したことはいくつかある。それらを書きだすと

 

  • 1位は『ベア』系ETFであるSPXS:下降相場との認識が強まっている
  • 4位に『ブル』系ETFのSPXL:短期的反転狙いあるいは『下がったら買い』
  • 2位に高配当系ETFのPFF:恒常的に人気だが、下降相場において配当による精神安定を図るのは基本

 

大まかにこんな感じ。大体『米国市場は現在下降している』という見方を補強する証拠である。

 

さて、これらについてもう少し詳細に分析をする前に、おそらく投資初心者には見慣れない言葉があるのでそれを先に説明する。

 

ブルとベアという用語

どの界隈においてもあるあるだが、そこに属する人以外には通じない言葉がある。今回で言えば『ブル』と『ベア』である。

 

  • ブル:買い。FX的にはロング。上昇相場にてキャピタルゲインが得られる
  • ベア:売り。FX的にはショート。下降相場にてキャピタルゲインが得られる

 

端的に書くとこんな感じ。ちなみに元々の語源は単なる動物の名前である。

 

  • ブル:牛が角をかち上げる感じ=上昇
  • ベア:熊が爪を振り下ろす感じ=下降

 

これだけ。覚えておくと玄人っぽくなるかもしれない。

 

 

相場の状況によって『ベア』と『ブル』の人気度は上下する

んで、さっきの話に戻ると現在は『ベアが人気NO.1』である。これはつまり米国ETFを買っている人の多くが現在弱気相場である、と考えている証拠だ。

 

市場は投資家の心理に左右されるという原則がある。米国市場の下落に合わせてキャピタルゲインを得ようとする気満々であるという心理が読み取れる。

 

しかもSPXSは『下がる方に』3倍レバレッジをかけるETFなので、長期的に見れば必ず上昇するとされている米国市場では長期保有は不利。

 

よってこのSPXSを今買っている人の多くは短期的に売買する人だろう。僕とは相いれないタイプ。どちらかというと投機的でFXのようなパソコンと睨めっこするようなトレーダーだろう。

 

下がったら買い派もけっこういる

一方で3倍レバレッジ『ブル』系ETFであるSPXLも4位と健闘している。これは僕のような雑魚がブログで言うまでもなく『下がったら買い』理論が投資家に浸透している証だ。

 

この考えは基本的に長期投資家に適用される。短期的に見れば下がっているものを買ったら損をするだけだ。だが逆に言えば長期派ならばいずれ上がるものを安く買えるのだから得である、ということ。

 

特に3倍レバレッジを買うということは余程のことがない限りバイ&ホールドを続ける気なのだろう。僕はこの考えに近く、将来的には保有も考えている。SPXLについては個別記事を書いたので読んでみてね。

www.haiagare-sasami-r-vti.work

 

 

高配当戦略は心の安寧をもたらす 

長期的バイ&ホールドをするにあたって、キャピタルゲインは下降相場において悲惨なことになるが、インカムゲインはそうではない。特に米国企業は減配を中々しないので、下降相場においても配当は変わらず入ってくるパターンが多い。

 

よって株価の下落に伴い配当利回りも上昇し、定期的に収入が得られることで含み益の減少、あるいは含み損が拡大しようともメンタルが保てる、という理論だ。

 

PFFは常にこのランキングで見かけるが、2位に入るのはこういう理論がもとになっているのだろう。何と言ってもPFFは毎月配当でその配当利回りは5%を普通に超えてくる。

 

ちなみにこういた情報はブルームバーグのHPで見られるので是非とも見てみよう。2018年12月20日現在だとこんな感じ。

f:id:Hmiroku:20181220115453j:plain

引用:ブルームバーグHP

 

見間違いかもしれないけど直近の配当利回りがやばい。価格も下がってるからこれ幸いと買っている人が多いのだろう。

 

一応高配当系ETFについてちょっとだけまとめた記事があるのでそちらも参照。

www.haiagare-sasami-r-vti.work

 

おわりに

僕は楽天VTIのみのポートフォリオを組んでいるので今回の米国市場の下降に普通に巻き込まれている。含み損は9%くらいだが心理的には余裕だ。

 

そして焦らないからこそ短期的にSPXSを買うことはしない。これは個別株の長期保有をしない理由と同じでリスクが大きすぎるからだ。特に『ベア』系は今まで右肩上がりで来た米国市場で長期保有するのはほぼ確実に損をすると僕は思う。

 

でもこういう考察は楽しいので、とりあえずチラチラこのランキングを見ながらどういうタイミングでベアとブルの切り替えが起こるのかは今後も確かめてみたい。

 

 

ではでは