<2019年8月14日>楽天VTIとSPYDのトータルリターン公開。ついでにちょっと話題になったSPYの変な償還条件について触れるぞよ。
どうも、僕です。
お盆期間は半分有給を取ったので現在のんびりしている。
やっぱり何もせずにゴロゴロする時間というものはいいな。旅行も楽しいけど、今の時期は人が多いから疲れること必至である。
人混みを避けるためには外出しないこと。あるいは外出先で引きこもるかとかな。僕は後者である。
さて、そんな引きこもり気味な僕の生活において、最近いくつか発見があった。
- SPYDは米国ETFなので米国市場が動いていない時はトータルリターンが確認できないこと
- SPYというスパイダー社版VOO(むしろSPYが格上)の償還条件に『11人の寿命』というワードが含まれること
前者については当記事のようなトータルリターンについて書こうと思った時に発覚した。
日本時間の日曜および月曜日は米国市場が動いておらず、加えて時差的な問題によりSPYDのトータルリターンが表示されないのである。
いやー勉強になるね。しかし投資信託と違ってETFは投資をしている感覚に嫌でも浸らせられることも知った。
ETFでこれなんだから個別株なんて言わずもがなだろう。やはり個別株はやらないのが吉。
さて、後者については後に少々長めに書いてみる。知ってる人も多いだろうが、僕にとっては未知のことだったのである。書くことによって学ぶこともあるだろうし。
長くなってしまった。ではまずいつものいってみよー。
トータルリターン
いつもの画像。
- 楽天VTI:-13,428円
- SPYD:不明(含み損は確定)
SPYDについてはすまんなとしか言いようがない。なんか表示されないんだもん。
多分時間が悪いんだろうな。そのうち表示されるだろうからその値を後ほど書いておくかも。
さてさてトータルリターンだがほんの数週間前は3万円を超える含み益があった訳で、そこから考えればマイナス4万円となったことを考えると中々変動している(ように見える)。
こういう時は、『おはぎゃあ(おはよう、ぎゃああの略)』と書けばいいのかな? 多分この言葉を書き込んでいる人間の大半は真顔だろうが、僕も例に漏れず真顔である。
そもそも元本が70万円弱と少なく、また余剰資金を突っ込んでいるので無くなってもそこまでリアクションは取りにくい。悲しいけど叫ぶほどではないのだ。
つーか無くならないしな。もし無くなったら売国と世界が死ぬ時だ。それはそれでみんなで原始時代に戻ってハッピーになろう。
www.haiagare-sasami-r-vti.work
翌日8月15日のトータルリターンを公開。今度はちゃんとSPYDも表示されてるぞよ
やはり昼間じゃないとSPYDは表示されないらしい。というわけでいつもの画像2nd。
- 楽天VTI:+1,519円
- SPYD:-4,165円
楽天VTIは一気に含み益に。ボラが激しいことがわかるが、それに対して僕が何かするわけではない。あくまでバイ&ホールド。
SPYDは普通に含み損。この上げを経てなおこれだけの含み損があるということは、昨日はよっぽどマイナスだったんだろうことがわかる。
いやはや買い時を間違えたね。でもこちらもバイ&ホールドするのみなので何もせず。
僕の投資方針はいたってシンプルで、兎にも角にもバイ&ホールドである。多分誰がやってもそれなりに結果が出るやり方なのでご参考に(投資は自己責任です)。
ところでツイッターに『おはぎゃあ』と書き込むのが趣味な人たちは一体どれくらいの額を投資しているのだろうか。
すごーく単純に計算すると、僕の元本が10倍の700万円だったら40万円の下落だった訳だ。まあこんなに単純じゃないんだが、40万円分の含み益を失ったら、普通の人なら確かに真顔でいられなくなるかもしれないな?
僕はやっぱり真顔だろうけども。だって余剰資金ry
閑話休題
というわけで恒例のトータルリターン公開はここまで。リアルタイムで見ているとクッソつまらないが、10年後くらいに見返したら貴重な資料になるかもしれない。
そんな思いでこれからも続けていくぜ。
そしてここからは僕の新たな発見について書く。知ってる人は知っている。知らない人は、今日覚えよう。
僕は後者だ。
純資産額26兆円超の老舗ETF
それがSPYというETFである。僕が所有するSPYDに名前が似てるね。
それもそのはず、SPYとはSPYDを出している会社の主力も主力のETFなのである。
そしてSPYとはタイトルの通り、純資産額が26兆円を超えるというとんでもない規模のお金を集めているETFだ。
SPYってすごい
調べるほどにSPYは色々と目立つものがあるとわかる。
- S&P500系ETF(SPY、IVV 、VOO)の御三家のうち最も設立が早い(1990年)
- IVV、 VOOを大きく引き離す26兆円を超える莫大な純資産額
- 経費率が0.09%と他の2つと比べれば若干高い(『純資産がいっぱい=めちゃくちゃ支持されてる』なので IVVやVOOのように熾烈な値下げ合戦をしなくてもいい)
いやはや、調べれば調べるほどびっくりなETFである。
ちなみに楽天VTIは2019年8月現在で500億円くらいだよ。設立から2年も経っていないことを考えればこっちも悪くはないんだけどねぇ。
まあはっきり言って相手が悪いね。SPYもIVVもVOOも強すぎる。そしてその中で特に強いのがSPYというETFなのだ。
んで、そのSPYの償還条件に変な項目があるというお話がツイッターで流れてきたので知ったやつ。
SPYの変な償還条件
これについて詳しくはリンク先記事にて。
この中の興味深い一文を引用する。
組成の際に使われた独特な法的枠組みのため、運用期限が1990年5月から93年1月の間に生まれた普通の若者11人の寿命と結び付けられることになった
寿命と結び付けられる……なんかワクワクするワードですな(厨二)。
とりあえずこの文を含めて記事の注目ポイントについて簡易的にまとめると以下の通り。
- 楽天VTIのような最近設立されたものの償還は大体『無期限』である
- 一方SPYはなんかの法的枠組みの制限を受けているので償還条件が変
- 変な償還条件:選ばれし11人の人間(若者)が全員寿命を迎えてから数えて20年後
まあわかる通り、変な償還条件である。最悪のパターンとして11人全員が今亡くなってしまえば、今からたった20年でSPYは償還されてしまうことになる。
S&P500に投資するなら30,40年とバイ&ホールドした方が良い結果になるだろう。それが20年で区切られてしまうのはインテックス投資家にとって好ましくない状況である。
これ、マジなんだろうか。なぜ11人なのか? そもそもなぜ人の寿命と結びつける必要があったのか? そんな人身御供みたいな法律存在するの?
こんな感じで疑問は尽きないが、いざ調べるかと言われるとそこまで興味は無い。
だって僕はインデックス投資家だからな。めんどくさいことは極力したくない。
こういうことについて何も知らなくても再現性が高いというのがメリットであり、僕はそれを全力で享受する。
逆に言えばやりたいならやれ、が通用するのもインデックス投資である。時間が余るからな。その時間を十二分に使って人生を充実させることができる。
無駄に余った時間を使って11人の選考基準とか、そうなるに至った原因となった法律とかについて調べた人がいるかもしれない。
そういう人は気が向いたら教えて欲しいな。無論僕は知らないので気になる人は自分で調べてみてね。
SPYだけでなく、1557も同様の寿命関係の償還条件を持つ
ここについては気になったのでちょっと調べてみると、SPYが東証に上場したETFで1557というものがある。
盤石の地位を持つSPYに日本円で投資ができるという理由でもっぱら人気のようだが、これについてもやはり本家SPYと同様に寿命に関連した償還条件があるようだ。
- 償還条件1:2118年1月22日を迎えた時
- 償還条件2:SPYと同様の『選ばれし11人全員の寿命から20年後』
- 1あるいは2を満たした時に償還される
なぜ無期限じゃないんだろうな。
設立年が古いと色々と制約があったのかもしれない。その辺は僕にはわからないし興味もあまり湧かないので放置。
しかし、もしかしたらあなたがなんとなく所有しているETFや投資信託にも変な償還条件が付いてるかもね。気になる人は調べてみよう。
そして暇なら僕にも教えておくれ。説明するために思考するだろうからきっといい確認になるよ。
ではでは