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<配当利回り4%越え>SPYDを5万円分買うことにした。僕の長期投資の方針について投資初心者が考えたことを並べてみた<米国高配当ETF>

どうも、僕です。

 

情報には価値がある。しかし発信者の属性により更なる価値が発生する場合も往々にしてある。あらゆる場面において『誰が発信したか』は非常に重視されるものだ。

 

すなわち『投資初心者で大した知識もない僕』がSPYDを買うことには意味がある。この世の大多数は資本家よりも小市民が占める。

 

投資は誰でもできるし、さらに言えばETFや投資信託は買うものさえ間違えなければ『誰でも儲かる』はずだ。よって僕が小市民の投資成功者のモデルケースとなろう。

 

頭のいい人が考えに考え抜いて買ったSPYDと、僕が限りなくふわふわした理由で買ったSPYD。この二つに差は無い。どちらも『今のところ』成功は約束されている。

 

これって結構面白くないか?  もちろん僕の選択が僕自身を後々苦しめることになるという展開も大いにあり得る。

 

まあその時はその時であり、僕の人生が皆様の暇つぶしになれたのならむしろそれは幸いである。

 

僕と一緒に僕の人生を楽しんでみてくれ。では、今日もいこうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これまでとこれからの僕の投資方針

2019年7月某日。僕の楽天VTIのみのポートフォリオに変化が訪れる時が来た。

 

そもそも僕は2018年7月に投資を始めるにあたって色々と考えた結果、米国系ETFに長期投資をすることに決めた。

www.haiagare-sasami-r-vti.work

 

さらに長期投資をする上での具体的な方針は以下の通りである。

 

 

  • つみたてNISAを最優先とするために楽天VTIを軸とした長期投資を行う(現在実行中)
  • 高配当ETFへの投資も並行して行う。こちらも長期的目線で、本家VTI以上の期間において保有し基本的に利確はしない方針(SPYDで実行中)

  • さらに30年以上の長期的投資を行うために本家VTIへの投資を行う。楽天VTIを20年目までに利確するため、それ以降は本家VTIを投資の軸とする(未実行)

 

 

3つのうち2つが現在進行中であり、後ろ1つが予定である。

 

実行中のうち楽天VTIへの投資は大学生の時点で開始したため資金繰りに苦労はした。しかしつみたてNISAの年40万円縛りを考えて早急に始める必要があると感じていたという背景がある。

 

高配当ETFであるSPYDへの投資は僕の人生へのスパイス注入のためである。後述するが、思いの外無配当縛りは退屈なものであった。

 

最後の本家VTIについては年40万円枠などの縛りは存在しないため、まずは自分の生活の安定のためにもある程度生活防衛資金を貯めてから手を出そうと決めていた。よってまだ余剰資金が十分でないため本家VTIの購入には至っていない。

 

以上が僕の投資方針である。そして今回はこのうちの1つであるSPYDへの投資について掘り下げていく。

 

 

僕の当初の高配当ETFの購入候補はVYMかHDVであった

2018年7月時点でもHDVやVYMなどの高配当ETFは既に投資初心者の僕の耳に入るくらいには有名であった。

 

これらは純資産額も多く、特にVYMは2006年設定とリーマンショックを経験した上で優秀なパフォーマンスを示していたため僕の投資先第一候補であった。

 

とはいえ当時の僕が参考にしたデータは大したものではない。

 

 

  • VYM:配当利回り3%程度、信託報酬0.06%
  • HDV:配当利回り3.4%程度、信託報酬0.08%(早く0.06%になれよ)

 

 

僕が見ているのは『運用するためにいくらかかるのか』と『配当はいくらもらえるのか』の二つのみである。

 

これら二つおよびETFの低リスクという素晴らしいメリット。やはり今見ても大変に素晴らしいETFたちである。

 

しかしいざ投資をするのであればもう少し考えを深めねばならないとも思っていた。それと同時に考えるのめんどくせぇなとも思っていた。

 

そんな僕にぴったりだったのがSPYDである。

 

僕が選んだのはVYMでもHDVでもなく、SPYDである

タイトルの通り、僕はSPYDを買う。現金比率だとか高値掴みだとかそういうのを含めて1ヶ月ほど考えた結果出した答えだ。

 

何よりも楽天VTIのみではあまりにもつまらないのだ。ここにきて無配当の辛さというものを思い知らされている。30年続ける覚悟はあるが、精神衛生上よろしくないのは確かだ。

 

サラリーマンをするということは非常に代わり映えしない日々を送ることと同義であり、端的に言ってつまらない。それに加えてつまらない楽天VTIへの投資はダブルパンチで僕の人生をつまらなくしている。つまらなすぎる。

 

というわけで僕は今刺激を求めているのだ。しかしリスクは負いたくないので個別株はNG。よって白羽の矢が立ったのが高配当ETFであり、SPYDなのだ。

 

というわけで今回のSPYD購入決定は、僕の意思が弱かった結果であるとも言える。配当が出る高配当ETFを買いたい欲が抑えられなくなったまさに強欲な人間の先走りに他ならない。

 

しかし決めてしまったものはしょうがない。一応結構長い時間悩んで僕なりにちゃんとした根拠も見つけたことだし、後悔は無い。

 

よってここからはそこに至るまでに僕が何を悩み、そして何故決断するに至ったのかを書く。

 

と、その前にSPYDについて説明しておこう。

 

SPYDとは

説明しようと言ったな。あれは嘘だ。

 

冗談はさておき、僕が解説するよりもちゃんとした資料を読んでもらった方が絶対に読む人のためになる。というわけでリンクを貼るので興味がある人は自分で読んでくれ。

https://www.spdrs.jp/etf/fund/ref_doc/Factsheet_SPYD.pdf

 

※spdrs.jpより引用

 

SPYDについてまず目に付くのはその配当利回りの高さである。

 

 

  • SPYD:配当利回り4.4%程度、信託報酬0.07%

 

 

ちなみに2019年7月6日時点での利回りは4.8%であった。

f:id:Hmiroku:20190707224144p:image

※ブルームバーグより引用。なお年4回の配当額がそれぞれ均等でないために時期によっては変動して見えるようだ

 

HDVより信託報酬が0.01%低いのは驚き。逆にVYMと比べて信託報酬は0.01%高いが、配当利回りはどちらのETFと比べても高いため気にしない。

 

この時点で非常に魅力的なことは明らかだが、僕にとってはそれ以上に心惹かれるものがあった。

 

低リスクなETFであること。高配当であること。信託報酬が安いこと。これはVYMやHDVにもあるものだが、SPYDにしかないものがある。

 

SPYD購入理由は『上位80銘柄』という機械的な判断基準に心惹かれたから

先程のリンク先より引用する。

f:id:Hmiroku:20190707212328p:image

S&P500指数の採用銘柄のうち高配当利回り上位80銘柄のパフォーマンスを計測することを目標とする指数

 

この一文が非常に僕の心に響いた。

 

僕は正直言って投資するセクターを考えるのが面倒臭いのだ。そもそも世の中には情報が溢れ過ぎている。

 

やれテクノロジーセクターは頭打ちだの、金融セクターは下落時に不安定だの、ヘルスケアはこれから伸びるだの……

 

はっきり言って調べれば調べるほどわからなくなる。これではVYMにもHDVにも投資することはできはしないと一時期の僕は匙を投げていた。

 

それに対してSPYDの『上から80個買う。全部均等に買う』という非常にシンプルでわかりやすいスタイルよ。

 

しかも上から順に買っていったら『結果的に』不動産セクターと公共セクターが多めに占めちゃっただけ。セクターに拘っている訳ではないのでこれなら悩む必要がなく、米国経済の成長を信じるだけで心の安寧は保たれる。

 

要するに僕が楽天VTIを買う理由と同じなのだ。だから僕はSPYDも同じように盲信することができる。

 

リバランスがあるから現状のセクター割合が永遠に続くわけではない

さらに加えると、SPYDは1月と7月の年に二度リバランスを行う。

 

この際の基準も『上から80個』なので、もし不動産と公共の両セクターの配当利回りが悪化したとしても、その時点でこの二つのセクターに代わる配当利回りの高いセクターの占有率が増えるだけだ。

 

つまりSPYDを現状のセクター占有率そのままで判断するのはナンセンスだと僕は考えている。よって僕にとってSPYDを保有するリスクも大したことはないということになる。

 

ここまでの僕の考えをまとめる。

 

 

  • 最初から『〇〇のセクター狙います』というETFはいざそのセクターが弱った時のダメージが大きい
  • SPYDは『上から80個』なのでリバランスの度にセクター割合がその時点での最適なものになる
  • 仮にSPYDが死ぬとしたら、それはS&P500の高配当トップ80銘柄が高配当と呼べないレベルまで落ち込んだときであり、それはすなわち米国の死を意味するため考慮する必要がない

 

 

多分色々と穴があるだろうが、僕の考えはこうである。

 

僕は米国経済はこれからも成長し続けると信じているので、後者の考えでいけば損をすることがないと思っているのだ。というか信じていないと楽天VTIに投資なんてしない。

 

投資はシンプルがいい。僕が納得できる1つの理由でVTIとSPYDを買う。非常にわかりやすくてグッドだ。

 

次は実際僕がどのくらい買う予定かという話。まあタイトルでネタバレしてるのだが。

 

 

購入予定額は5万円。ちなみに2019年7月22日までは1,111ドル以上買わないと手数料負けするので購入は7月22日に行う予定

相変わらず題目でネタバレしていくスタイル。まあそういう訳で、手数料の問題から購入するのは今から2週間後だ。

 

今の段階、つまり2019年7月22日以前は楽天証券で1,111ドル以下の金額で海外ETFを買うと購入『手数料負け』というのが起こる。

 

これを回避する方策としては、具体的に108.5円のドル円レートでは一度に12万円程度を買うといったものがあった。逆に言えば10万円以上というそれなりな金額を用意しないと余分な手数料が発生していたという訳。

 

ちなみに差額はたかが500円。されど500円である。その差は小さいようで大きい。22日まで待つことで僕の頭を冷やす期間にもなるしな。

 

この手数料の変更に関しては最近アナウンスがあった。先駆けとなったマネックス、そして即座に追随した楽天証券において最低手数料がガクンと下げられたので、比較的少額でも手数料負けが起きなくなったのだ。

www.rakuten-sec.co.jp

 

なおこのアナウンスの後に再び発表があり、まるで示し合わせたかの様に主要三社の最低手数料は0ドルとなったらしい。

 

流れはちょっと作為的なものを感じるが、まあこれ自体はまさしくまとまったお金の無い小市民向けのサービスであることに間違いはない。感謝しかない。

※ちなみに一度に4,450ドル以上買えば『手数料勝ち』もできるが、そんな大金を投資できるのは小市民ではないため我々には関係のない話である

 

この辺りは詳しい記事がいくらでも転がっているのでインターネットの海を探索してみてほしい。

 

というわけでSPYDを買うと決めた理由とその予定金額を紹介する記事であった。これも楽天VTIと同じく長期的にバイ&ホールドしていくので気長にお付き合いをお願いするぜ。

 

ゆくゆくはVTIとSPYDを1:1で保有したいところだが、まあ焦る必要は無い。SPYDの次の配当は9月なのでその時もまた報告するかな。

 

 

ではでは